タンパク質について

タンパク質について

タンパク質は英語で【Proteinプロテイン】ですが、ギリシャ語だと【Proteios】(一番大切な物)という意味なんです。
人間の身体を構成している成分は、 60%はお水、その次20%はタンパク質で、水分を除くと約半分がタンパク質となります。また、タンパク質は分子が大きく、そのままでは栄養として吸収出来ないので、消化して【ペプチド】→【アミノ酸】となり、血液に吸収され初めて栄養となります。

アミノ酸は、体内で合成されない、【必須アミノ酸9種類】と、
体内で合成出来る【非必須アミノ酸11種類】の合計20種類があり、

①単独でそれぞれ働く事
②代謝されて別の物質なる事
③繋がって別の名前に変わる事 です。

ちなみに、爪と髪の毛は③で、アミノ酸が繋がって別の名前【ケラチン】となります。
その他、アミノ酸から作られる物は、骨、筋肉、ホルモンや血液、免疫細胞etc…
と身体を作るうえでとても大切な栄養素です。

それではタンパク質をどれだけ摂ればいいのでしょうか?
自分の体重をグラムにした量(例:体重50kgの人はタンパク質は最低50g)です。

ただ、タンパク質は生命維持にとって重要な順番に消費されていくので、
肌や髪の毛は重要度が低く、健康や美容の為には1.5倍は摂りたいところです。

体の為にも、タンパク質を意識したお食事を摂っていただきたいと思いますが、
摂る際には注意したい事があります。

タンパク質は消化出来なかった場合ゴミになってしまうという問題があります。

タンパク質は消化して【ペプチド】→【アミノ酸】に分解されて、ようやく吸収されます。
そのアミノ酸になるまでにとても時間がかかるのですが、腸内は37℃位のジメジメとした空間。
そんな場所に長い時間置かれているとどうなるのか?
そうです。腐敗してしまうのです…。

そんな未消化の腐敗したタンパク質は、悪玉菌のエサになり、毒ガスを発生させます。
そして、その毒ガスが吸収されるので血液ドロドロ、全身の細胞にいってトラブルを起こします。

ですので、タンパク質を摂る時の注意点としては、一緒にタンパク質を分解してくれる消化酵素が
含まれている物を食べましょう。

消化酵素(プロテアーゼ)が多い食物はパイナップル、イチジク、キウイフルーツ等の果物、大根等の野菜に含まれる物が多いです。もちろん、酵素が壊れないように生で摂る事が重要です。
積極的に食事に取り入れ、果物は食前に召し上がるのもオススメです。
また、麹もタンパク質を分解してくれるので、お肉を塩麹、醤油麹等に漬けたものを調理するのも良いですね。

◆まとめ◆

・タンパク質は体重より1.5倍のグラム数摂るのが理想。
・必須アミノ酸は体内では作られない為、食物から摂取する
・消化出来ないタンパク質はゴミとなり腸内の悪玉菌のエサになり腸内環境を悪くする。
・消化酵素(プロテアーゼ)が多い食物を同時に摂るのが大事
・食物繊維は善玉菌のエサになり腸内環境を整える

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